企業倫理基本方針
名鉄グループ企業倫理基本方針に基づき、名鉄百貨店および名鉄百貨店関係会社(以下「名鉄百貨店グループ」といいます)が遵守すべき企業倫理の基本方針を明確にするものです。
流通・サービス業を根幹とする私たち名鉄百貨店グループは、お客様の「感動」と「よろこび」を共有したいと願うとともに、それぞれの事業を運営するにあたっては、より高い社会的責任が求められています。
お客様や地域社会からの信頼を得ることを基本的姿勢とし、常に社会の一員であるという視点に立って、成熟化・情報化の進んだ社会における多様で洗練されたお客様の夢にお応えし、共感・親愛・信頼を得ることにより、企業の健全な成長・発展を期し、従業員・お取引先とともに行動いたします。
あわせて、誠実かつ公正で創意に満ちた事業活動を行うことにより、地域社会の発展に貢献していきたいと考えています。
そのために、私たちは、「ルールの遵守」、「積極的なコミュニケーション活動」、「安全な商品と環境の確保」、「公正な事業活動」、「人と社会の尊重」を五つの柱とする『名鉄百貨店グループ企業倫理基本方針』を定め、自らの役割と責任を明確にして行動します。
基本原則
Ⅰ ルールの遵守(法令・規範遵守の徹底)
ルールを遵守し、社会規範に従い、高い倫理観を持って責任ある行動をします。 また、万一、この方針に違反するおそれがあるとき、違反する行為をしたとき、または違反する行為を発見したときは、直ちに上司や関係者に報告し、適切な措置をとります。
Ⅱ 積極的なコミュニケーション活動
「お客様第一」の気持ちのもとに、常にお客様の視点で考え、行動します。 また、広い視野・豊かな感性でお客様や社会とのコミュニケーションを大切にし、新しい価値の創造に努めます。 すべての人権・人格を尊重した事業運営に努めるとともに、良き企業市民として社会貢献・環境保全活動などに積極的に取り組みます。
Ⅲ 安全な商品と環境の確保
お客様への安全な商品・サービスの提供と、楽しくお買物いただける店舗の施設・環境の整備に努めます。
Ⅳ 公正な事業活動
お客様、お取引先、地域社会などすべての関係者に対し、誠実かつ公明正大に接し、透明性のある事業活動を行います。
Ⅴ 人と社会の尊重
すべての人権・人格を尊重した事業運営に努めるとともに、良き企業市民として社会貢献・環境保全活動などに積極的に取り組みます。
上記の五つを基本原則とし、前例や既成概念にとらわれることなく、オープンで風通しのよい企業風土を築き上げます。
行動指針
この行動指針は、私たちが事業運営・営業活動において行動のよりどころとなるものを、日常遭遇する場面を想定して、より具体的に定めたものです。
ルールの遵守(法令・規範遵守の徹底)
- 関係法令や社内規則などを遵守し、厳正に職務を行います。
- 企業情報の管理
経営情報・経理情報・営業情報その他情報の管理を徹底します。 - インサイダー取引の禁止
自己または第三者の利得を図るインサイダー取引を行いません。
Ⅰ お客様との間で守るべきこと
- お客様との契約
お客様との契約・約束は必ず守ります。 - 個人情報の保護
お客様の個人情報は慎重に取扱います。 - 安全な商品の提供
安全な商品を仕入れ、販売します。 - 表示と景品
商品に適正・公正な表示を行います。
景品規制を守ります。
Ⅱ お取引先との取引において守るべきこと
- 公正取引
お取引先との公正取引ルールを守ります - 知的所有権
他人の知的所有権を侵害した商品を取扱わないようにします。 - 経営不振・倒産等の情報管理と対応
お取引先の経営不振・倒産情報等に際しては、適切な情報管理と対応処理をします。
Ⅲ 店舗の設置・運営について守るべきこと
- 許認可・届出事項
許認可申請事項や届出事項を適時・適切に実行します。 - お客様と従業員の安全の確保
建物・設備・機器の安全基準を守ります
消防法等を遵守し、安全な売場環境を維持します。 - 環境保護
環境対策に積極的に取組みます。
Ⅳ 従業員・市民として守るべきこと
- 人権の尊重
性別、出身、障害、宗教、信条などを理由とした差別を行いません。 - ハラスメントの禁止
ハラスメントのない職場づくりを目指します。 - 働きやすい職場環境の整備
労働基準法等の遵守をはじめ、働きやすい職場環境の整備に努めます。 - 金銭・金券の厳正な取扱い
不正防止のための点検の仕組を活かします。 - 贈答・接待
過剰な贈答・節度を逸した接待には応じません。 - 政治献金・寄付・選挙など
政治献金や寄付行為などは健全かつ正常な関係を維持します。 - 公務員との節度ある関係
社会から疑惑や不信を招くことがないよう節度ある関係を維持します。 - 反社会的勢力への対処
社会の秩序や安全を脅かす反社会的な勢力・団体には、毅然と対処します。
Ⅴ 取締役として守るべきこと
- 取締役のコンプライアンス経営
取締役は会社や第三者に対して責任と義務を果たします。
この基本方針は、名鉄百貨店グループすべての役員・従業員が遵守すべきものです。
同時に、名鉄百貨店グループすべての役員・部署長は、この基本方針の精神の実現が自らの責務であることを十分に認識し、率先垂範して自社に実効あるコンプライアンス体制を確立するように努め、広くこの基本方針の周知徹底を図ります。
名鉄百貨店は必要に応じ、グループ各社のコンプライアンス体制の確立を支援します。
また、各社の経営トップは、万一この基本方針に反する事態が発生した時は、自らが原因究明、再発防止に努め、社会に説明するとともに、その責任を明確にし、自らも含め厳正な社内処分を行います。
平成28年3月1日